「TOWER’S GALLERY」は、北海道のアートシーンを代表するアーティストや北海道にちなんだ作品をロビーに展示し、北海道のアートパワーを発信しながら、ホテルを 訪れるお客様を北海道らしく迎える取り組 みとして、2013年より開催しています 。
今回は、齋藤 周氏の作品を展示いたします。
期間 | 2021年3月29日~2021年6月27日 |
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場所 | Hotel 1F ロビー |
展示によせて
雪解けの季節に感じる強く軟らかな光。
春の匂いにも似たこの光を感じると、自然と視界も気持ちもがぐんぐん外界に広がっていきます。
子どもの頃から馴染み深いニセコは、亡き父が何度となくスキーに連れていってくれた場所です。
ニセコの春は一番記憶に残っていて、今も雪も空気も人の表情も柔らかくなってくる気がしています。
自分で封印していた山をモチーフとした作品づくりを父が亡くなった2016年に、スタートさせました。
そして最近またニセコアンヌプリをはじめとするニセコの山に触発され、コロナから気持ちを解放しつつ、素直に色と形と対峙しています。
52歳の今、その記憶の中のイメージは、私の身体中で再構築され新しい風景になり表出し、それは単なる場所の意味を超えて、
日々の生活をかたちづくる源泉として大きな波動として流れ始めています。
これからもキャンバスに色を置くという行為を楽しみながら、本来の色と形の持つ力を信じて制作を続けていきたいと思っています。
齋藤 周
profile
1968年 | 札幌生まれ |
1993年 | (有)SNOW PILES UP アシスタントデザイナー |
1996年 | 北海道教育大学大学院修了 |
2018年 | 現在 市立札幌平岸高等学校 美術教諭 デザインアートコース 絵画専攻担当 |
北海道内、外で個展を中心に作品を発表している。現在は市立札幌平岸高等学校で、美術教育の現場に携わりながら、制作を続けています。
活動
個展
2020年 | 「在る場所たち」 ギャラリーレタラ / 札幌 |
2019年 | 「瞰」 FAbULOUS / 札幌 「標」 TEMPORAY SPACE / 札幌 「深くに向かう」 art gallery closet / 東京 |
2018年 | 「継ぎ」 TEMPORAY SPACE / 札幌 |
2017年 | 「片鱗」 CONTEXT-S / 札幌 「四方を見遣る」 北海道文化財団アートスペース / 札幌 |
2016年 | 「合図」 Clark Gallery + SHIFT / 札幌 |
2015年 | 「かたちの心地」 Clark Gallery + SHIFT / 札幌 |
2014年 | 「日々の形状」 TEMPORARY SPACE / 札幌 |
2013年 | 「昨日からの眺め」クロスホテル札幌 / 札幌 |
2012年 | 「the round dance of light」 cholon / 札幌 |
2011年 | 「これから下りていこう」TEMPORARY SPACE / 札幌 「内にある遙か」neutron tokyo / 東京 |
2009年 | 「春を兆す日」 neutron tokyo / 東京 |
2008年 | 「ほのかなあかりが」 森岡書店 / 東京 「おおらかなリズム」 TEMPORARY SPACE / 札幌 「本当に望んでいること」現代HEIGHTS Gallery Den & ST / 東京 |
2007年 | 「3月の次から」 TEMPORARY SPACE / 札幌 「いろんなことが想いにたりない」 CAI / 札幌 「ANA MEETS ARTS vol.6」 羽田空港ANA北ピアラウンジ / 東京 「それでも優しい風は吹く」 Gallery neutron / 京都 |
2006年 | 「かかわること」 Gallery neutron / 京都 「かかわり」 あけぼの開明舎 / 札幌 「河は流れている」 SOSO CAFE / 札幌 |
2005年 | 「回復の壁」 FREE SPACE PRAHA / 札幌 「Die lebendigen Wande」 Joachim Gallery / ベルリン・ドイツ |
2003年 | 「細かい情感のイメージ」 FREE SPACE PRAHA / 札幌 「横移動の時間軸」 Capybara Cafe / 石狩 |
2002年 | 「多面に点在していくこと」 FREE SPACE PRAHA / 札幌 「NEXT STEP」 GALLERY MONMA ANNEX / 札幌 |
2001年 | 「雑踏の中の平穏」 CAFÉ MOON SOLT / 札幌 「緩和される日常」 時計台ギャラリー 2F B室 / 札幌 |
2000年 | 「色の中の心地よさ」 Cafe Boon / 札幌 |
1999年 | 「柔らかい優」 時計台ギャラリー 3F C室 / 札幌 |
グループ展
2020年 | 「アートフェア札幌」 context_sより出品 札幌芸術の森美術館 / 札幌 |
2018年 | 「夏の始まり / 夏の終わり」 グランビスタギャラリー / 札幌 |
2014年 | 「齋藤洪人 齋藤周 親子展」 / 札幌時計台ギャラリー / 札幌 |
2012年 | 「齋藤洪人 × 齋藤周 親子展」 札幌時計台ギャラリー A室B室 / 札幌 JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門「アルタイルの庭」 / 札幌 「意識の形 Plus1 meets Daegu」 Art space PURL /大邸市 韓国 「9 expressions」 現代HEIGHTS Gallery Den & ST / 東京 「札幌美術展 Living Art -日常- 」札幌芸術の森美術館 / 札幌 |
2011年 | 「かなた art circulation vol.2」 市立小樽美術館 / 小樽 「PISTOL3」 ROOM11 art space / 札幌 |
2010年 | 「PLUS1 this place」札幌彫刻美術館本館 / 札幌 「YUME ART Masters Collection 2010 齋藤周 ひとときのこと 脇田美術館 / 軽井沢 「かなた展 ~Art Circulation」 小樽市美術館3F / 小樽 |
2009年 | 「水脈の肖像09 日本と韓国、二つの今日展」 北海道立近代美術館 / 札幌 「いすのきもち」 コンチネンタルギャラリー / 札幌 「エマージング・ディレクターズ・アートフェア ULTRA002 」青山スパイラル / 東京 「PLUS 1+柴橋伴夫企画 空間の触知へ~連鎖の試み」 ト・オン・カフェ / 札幌 「PLUS 1展 」コンチネンタルギャラリー / 札幌 「Plus1 ベトナム展 」ベトナム美術協会ギャラリー / ベトナム ハノイ |
2008年 | 「私的な気づき FIX・MIX・MAX!2」 ギャラリー門馬 / 札幌 「はしご展」 花ホールギャラリー / 北広島 「ART BOX 2008」 札幌芸術の森ART BOX / 札幌 「FROM PIECE TO PIECE-後藤和子 齋藤周」 ポルトギャラリー A室 / 札幌 「久野志乃と齋藤周展 かるいからだ」 茶廊法邑 / 札幌 |
2007年 | 「見晴らしのいい丘 さっぽろアートステージ2007 」札幌地下コンコース / 札幌 「インパクトアートフェスティバル 2007」 京都市美術館 / 京都 「Plus 1 groove 」コンチネンタルギャラリー / 札幌 「武田浩志×齋藤周 PISTOL2」 札幌時計台ギャラリー A室/ 札幌 |
2006年 | 「Plus 1展」 コンチネンタルギャラリー / 札幌 「水脈の肖像06-日本・韓国・ドイツの今日展」 北海道立近代美術館 / 札幌 「武田浩志×齋藤周 PISTOL」 あけぼの開明舎 保健室 / 札幌 「ワン! ダフル アートパレード」 ステラプレイス札幌、アピア、エスタ、パセオ / 札幌 |
2005年 | 「絵画の場合」 北翔大学北方圏学術研究センターポルトギャラリー / 札幌 |
2004年 | 「A・MUSE・LAND 2005 むすんで ひらいて」 北海道立近代美術館 / 札幌 「アートとの対話 ~5つの記憶」 紋別市立博物館 / 紋別 「札幌の美術 2004 20人の試み展」 札幌市民ギャラリー / 札幌 |
2003年 | 「GEISAI MUSEUM」 六本木ヒルズ / 東京 |
受賞歴
2004年 | FASHION DRAWING BIENNALE 2004 入選 / 脇田美術館 / 軽井沢 |
2003年 | HEARTLAND KARUIZAWA DRAWING BIENNALE 2003 入選 / 脇田美術館 / 軽井沢 |